常連客の勢いに泣きそう・・・

元々人見知りだった私は、学生時代からコンビニでアルバイトをしていたのですが、ここで毎日違うお客様と接客するうちに、知らない方と話をしたり、初対面の業者さんとの打ち合わせ、電話の対応など人見知りが乗り越えなければいけない事を、どうにかこうにかこなしていき笑顔で接客できるようになっていったのですが、その事でのちのちお客様との間に困った事態になるきっかけとなっていきました。

 

当時私は某小売店へ勤務していたのですが、前職も接客メインの仕事をしていたことや、発注などもやっていたこともあり、新規立ち上げの店舗でのオープニングスタッフに任命され、自分に与えられた仕事を淡々とこなしていました。

 

そしてお店はオープン。周囲に同じような店もなかったこともあり、お客様も大勢つめかけてくれ売り上げも日々目標額に達成していました。

 

店がオープンして数ヶ月後、お客様のさがしている商品を説明しメーカーに問い合わせの電話をかけたりと、使い方をレクチャーしたことがきっかけで、ご来店の時には私に話しかけてくれるような常連のお客様ができたのですが、この方はどうやらどこかの会社の社長か会長?らしき雰囲気の方で、ちょっとえらそうな態度と部下らしき方を運転手に連れていることで、私は社長というあだ名を付けていたのですが、そのお客様にいたく気に入られ、何かと私生活の事を聞かれたり、食事に誘われるようになりました。

 

内心おじいちゃんに近い年齢の男性と食事をしても、何を話せばいいのかさっぱりでしたので、会うたびに誤魔化していたのですが、ある時悲劇は起こりました。

 

当時の私は下地と日焼け止め、そしてファンデーションとアイシャドウ・マスカラといった、軽いメイクのみで仕事をしていたのですが、その日は朝から彼氏と会う約束をしていたので、いつもよりしっかりメイクで、アイラインもがっつり入れて出かけたのですが、夜勤明けの彼の虫の居所が悪かったらしく、ささいなことでケンカが勃発。ケンカは当日以内に収める約束をしていたので、ずっと話し合いをしていたのですが、こじれにこじれ別れ話にまで発展してしまったのです。

 

結局決着はつかず、泣きながら彼氏と別れ仕事場へ駆けつけたのですが、勤務時間8分前に職場に着いたのでメイクを治す暇もありませんでした。仕方なくタイムカードを押してから、裏の倉庫でこっそりと在庫チェックをしながらメイクを治そうと思っていたところ、裏の倉庫に入った途端あの社長が読んでいると携帯に電話が入り、涙と汗でファンデやマスカラが落ちたままのドロドロな顔で、社長の前へ駆けつけると「あんた目の周り黒いけど?」と気味悪そうに言われてしまいました。

 

アナタが呼んだから、こんな顔で会いたくないのに出てきたんですけどと思いつつ用事を聞くと「あんたに見合いはどうかと思って」という答えでした。

 

どうやら食事へ誘ってきたのも、自分の知り合いの男性と私を見合いさせたかったからのようで、この後も何度か話しかけられたのですが、なるべく会わないようにしていたら来店されなくなり、彼氏とは結局そのまま別れてしまいました。

 

その後、汗で化粧が崩れないように、メイクの下地が終わった後はベビーパウダーを軽く顔にはたくようにしたら、汗や皮脂崩れは防げるようにはなりました。ですが涙が原因のメイク崩れは未だにどうしようもありません(汗)